文部科学省科学研究費補助金 学術変革領域研究(A) 「実世界の奥深い質感情報の分析と生成」


D01-6 人工知能と逆相関法を用いた絵画芸術作品の魅力を決定する画像特徴の定量的検証


内藤 智之 大阪大学

本公募班は敵対的生成ネットワーク(GAN) と逆相関法を用いることで、絵画アートの魅力度判断において心的テンプレート仮説が成立するかどうかを検証するとともに、魅力的絵画心的テンプレートを画像として可視化することを試みる。さらに、魅力的絵画心的テンプレートの特徴ベクトルを解析することで美的感覚を生じさせる画像特徴を定量的に評価し、多くの人に共通する 普遍的絵画魅力を生じさせる画像特徴と、個人差の大きい絵画魅力に関連する画像特徴を定量的に評価する。
更に、100 名の被験者から得た魅力絵画心的テンプレートを用いることで個人および集団にとって魅力度の高い新規絵画芸術作品を GANを用いて新規に作成し、この絵画芸術作品が実際に芸術作品公募展において高い評価を得ることができるかどうかを検証する。