領域メンバーの鈴木匡子さん(東北大学)の質感失認に関する論文がCortexに掲載されました
領域メンバーの鈴木匡子さん(東北大学)の質感失認に関する論文がCortexに掲載されました。
神経変性による認知症としては数の多いアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症において、視覚性質感認知が他の機能とは独立して障害されることをはじめて明らかにしました。視覚性質感失認は病初期からみられ、早期の診断に役立つ可能性があります。また、レビー小体型認知症の特徴的症状である錯視には、視覚性質感失認が関与していると考えられます。
質感脳情報学および多元質感知での研究協力体制が臨床に役立つ成果につながったことに感謝します。
Yuka Oishi, Toru Imamura, Tatsuo Shimomura, and Kyoko Suzuki. Visual texture agnosia in dementia with Lewy bodies and Alzheimer's disease. Cortex 103; 277-290, 2018
2018年6月5日まで下記URLでどなたでもフリーでダウンロード可能です。