D02-9 脳活動と行動指標に基づく画像生成による質感認知の神経基盤の解明
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川嵜 圭祐
新潟大学
ヒトは質感を認知することによって、あらゆる物体の素材や状態を推定し、その物体に主観的な価値や感情を割り当てることができる。視覚的な質感においては、これまで質感を変化させた物体をヒトに呈示し、得られた行動や神経応答から質感認知の特徴を明らかにしてきた。神経基盤を直接的に検証するためには動物モデルによる検証が必須であるが、これまでのモデル動物を使った研究においては、質感の行動的評価ができなかったため質感の認知的側面の理解が難しかった。本研究では、選好注視法を用いてサルの自然な認知状態を行動学的に評価すると同時に脳活動と行動指標から画像を生成する新たな実験パラダイムを構築して、質感認知の神経メカニズムを解明する。同時に豊かな質感をもたらす視覚刺激とは具体的にどのようなものであるかを明らかにする。
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